パラサイト・ラブ
気がついた時には病室のベッドの上。
腕には点滴が刺さってる。
こんな所で寝ている場合じゃない。
とっさに起き上がりスマホと点滴を持ち病室を急いで出た時、親友であり同期の一華(いちか)が血相を変えて飛んできた。
「ダメじゃない!安静にしてなきゃ」
「だって…進めなきゃならない案件が残ってるの」
「それなら皆がやってくれるから」
「でも…」
「そうですよ。きちんと病気を治してもらわなければ困ります」
その声にハッと振り返れば、白衣を着た先生らしき人が立っていた。
瞬間、彼に似ていると思った。
その人物が近づくにつれそれは確信に変わる。
海里だ。