パラサイト・ラブ



「いや!やめてっ」

「お前には体だけあればいいんだろうが!」

「違うのっ、体だけなんて嫌。心が欲しいのっ…」



そう。体だけなんて嘘だ。私は海里の心が欲しかった。パラサイトなんかじゃなくちゃんとした関係を求めていたんだ。


すると菅田は私を抱き起こし側にあった服をかけてくれた。



「気づくのが遅いんだよ。お前が本音を言わなかったら最後までやってたぞ。俺を欲しがらなかったのは癪に触るが、アイツにはきちんと気持ちを言ってやれ」

「…うん。ありがとう」



そして菅田はまた明日と言って部屋を出て行った。取り残された私は震えが止まらない。男の人から犯されそうになるってこんなに恐いことだったんだ…。


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