パラサイト・ラブ



そっか、帰らずにいてくれたんだ。それを思うだけで嬉しくなる。もうこの思いを隠して置きたくない。


海里の気持ちが私に無くても婚約者が居ても関係ない。私の素直な気持ちをただ聞いて欲しい。



「海里、私ずっと前からあなたが好きだった。あなたには婚約者が居るのも知ってる。だけど私の気持ちを伝えておきたかったの。ごめんなさい」

「なんで謝るんだよ。でも美蘭の気持ちが聞けて嬉しいよ。だけど1つ訂正。俺に婚約者は居ないんだ」

「え…だってみんなが…」

「美蘭も院内の噂話に惑わされたのか。あれは外科医の弟の話なんだ。だから俺には美蘭しかいない。誓ってもいいよ」

「ほんとに…?」


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