パラサイト・ラブ
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
「もういいですよ。十分謝ってもらいましたから」
あの後、私達はマスターから今日は帰れと命令を受けた。しかし傷ついた彼をそのまま帰す事など出来ない。
私に出来る事といえばせめて手当てをするぐらいなもの。断る彼を強引に自分の部屋に連れて帰った。
彼の顔はかなり腫れてしまっていて綺麗な顔が台無しだ。
私がヤケになってしまったばかりに、赤の他人が怪我をするような事態になってしまった。もういい歳なのにいつまで経っても成長出来ない自分に落ち込む。
「こんな顔じゃどこにも出られないわよね…」
「…そうですね。だからと言ってはなんですが、しばらくここに置いてもらえますか?」