最後のコトバ



サバサバしていたけど、優しい人だった。

姉を失った俺に、生きる意味を教えてくれた。




あれから2年、俺は生きている。

生きる意味を見つけ、悲しむ人が近くにいることが分かったから生きている。

遅れた分を取り戻すように受験に集中し、なんとか高校生になった。

そして、2年生にもなり、勉強もそれなりに頑張っている。

中学の友達とはほとんどダメになったけど、高校で友達も出来た。

当たり前の日常に、幸せを感じていた。



そんな中、偶然出会ったのが梨華だった。

出会った時の状況、それが偶然にも俺と同じ場所、そしてあの目。

だから、梨華を助けたかった。

そうなってしまった理由は聞かない。

でも、俺と話すことで一緒にいることで、少しでも和らいでいけばいいと思った。




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