最後のコトバ
「あ、はい。どこでも大丈夫です」
「あと、敬語もなしね。
よそよそしく感じるから」
「え?あ、すいません……あ、違った」
言われた側から、敬語をつかってしまった。
「まぁ、慣れだね。
それと、こういう時はありがとうの方が嬉しいかな」
「え?……ありがとう」
たどたどしくお礼を言うと、皐月さんはにっこりと笑った。
そして、リビングを出て2階へ上がっていく。
あたしも、急いでそのあとを追った。
2階もそれなりに部屋があって、家全体はかなり大きそうだ。
その中の1番奥の部屋に案内された。
「ここが、今日から梨華ちゃんの部屋ね。
ちなみにに、私は1階、智史はこの階段近くの部屋だから」
「ありがとうございます……」