幼馴染み~初恋物語~
今日、櫻は部活が終わった後、和樹と一緒に帰る約束をしている。

それが余計に櫻の心を苦しめていた。

サッカー部に戻れた事で、櫻に感謝している和樹は、距離を縮めて来ていて、毎日顔を合わせると雑談するようになっていた。

その日の帰り道。

「櫻のクラスって文化祭は何をするの?」

「うちはダンスだよ?和樹君は?」

「うちは劇だってさ。」

「どんなストーリーの劇?」

「修学旅行殺人事件だって」

「何それ~?和樹君は何の役をするの~?」

「大道具だから舞台に立たないよ。別に出たくないし」

小学生の頃と違って、中学生の劇は、舞台に出ない裏方の方が人気がある。

櫻も裏方を取り合うのは知っていたが、どうせなら主役をしてほしいと思っていた。


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