幼馴染み~初恋物語~
「何か元気ないね?学校でいじめられてるとか?お姉さんが怖い人達に集まってもらって助けてあげよっか?」
「そんなんじゃないけど…………」
学校に行き出してから、夜型の杏佳と会うことも少なくなってきた上に、会っても元気がないとなると、杏佳だって少しずつ勘づいてくる。
杏佳は櫻や和樹と違い、何人も恋愛してきたのだから、空気でわかった。
学校に行き出して、櫻と仲がよくなってきたのだと。
そこで和樹は杏佳にはっきり言った。
「ごめん…………もう杏佳と付き合えない…………」
杏佳は驚くどころか、腕を組んで、知っていましたとばかりに、ソファーに座り直して呆れた表情をした。
「やっぱりね?」
「えっ…………?」
「好きな子ができたんでしょ?」
「うん…………本当にごめん…………」