幼馴染み~初恋物語~
櫻と和樹が、部屋で文化祭の台本を読んでみると、幼馴染みの少年と少女の二人が、修学旅行中に事件に巻き込まれるというもの。

しかしサスペンス的な要素はなく、コントのような感じだった。

大きな男子が歩いてくると、「象が来たぞーっ!!」と騒ぎだして、ベッドにその男子が座るとみんながジャンプをして「象とちゃうわーっ!!」とツッコミを入れる。

もう一度、その男子が座ると、今度は和樹だけ遅れてジャンプをすると、隣の男子に「ちゃんと練習したやろーっ!!なんで遅れるねんっ!!」とツッコミを入れられて、大きな少年が「練習ってなんの話やねんっ!!」と全員にツッコミを入れるというようなコント劇。

そんな内容なのに、探偵ごっこをしている幼馴染みの二人がずっと一緒にいる事によって、お互いの心の距離が縮まっていき、最後にはキスシーンだってあった。

「もちろん劇だからキスを本当にしたりしないけど、恥ずかしいよなぁ…………」

なんて愚痴を溢す和樹に、櫻はニコッと笑って応援する。

「頑張ってっ!!任されたからには、しっかりやらないと、照れたりしてる方が恥ずかしいよ?なんでも一生懸命すると、かっこいいんだよっ!!」

何か昔にも聞いたような事を櫻が言っていた。

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