恋という名のゲーム

「早く着きすぎちゃったなぁ…」


入学式にも、これくらいの時間に
着ければよかったんだけど。




する事ないなぁ…しょうがない



「見るかっ!」




「えーっと、''情報集めに徹しましょう”
か…身内の事くらい教えてくれても」




「なーに1人でブツブツ言ってんの?」



手紙をさっと隠し、上を見上げると




「白石くんっ⁉︎」



うわぁ〜どうしよ!今まで話した事
ないよー!…声もかっこいいなぁ




「大丈夫?」




いけない 見惚れてた‼︎




「うん!ぜっ全然だいじょうる」

噛んだ…
だいじょうるってどこの国の人だよ…
さらば、バラ色の高校生活…




「はははっ」


え、どうして白石くん笑ってるの⁈

呆れられちゃったかな….?




「お前、全然大丈夫じゃないでしょ」


白石くんは笑いながら言った





< 19 / 24 >

この作品をシェア

pagetop