恋という名のゲーム
「早く着きすぎちゃったなぁ…」
入学式にも、これくらいの時間に
着ければよかったんだけど。
する事ないなぁ…しょうがない
「見るかっ!」
「えーっと、''情報集めに徹しましょう”
か…身内の事くらい教えてくれても」
「なーに1人でブツブツ言ってんの?」
手紙をさっと隠し、上を見上げると
「白石くんっ⁉︎」
うわぁ〜どうしよ!今まで話した事
ないよー!…声もかっこいいなぁ
「大丈夫?」
いけない 見惚れてた‼︎
「うん!ぜっ全然だいじょうる」
噛んだ…
だいじょうるってどこの国の人だよ…
さらば、バラ色の高校生活…
「はははっ」
え、どうして白石くん笑ってるの⁈
呆れられちゃったかな….?
「お前、全然大丈夫じゃないでしょ」
白石くんは笑いながら言った