階段1つ、上ろうか。



「後、悔…?」



先輩の、呟きは、静かな生徒会室に消えて。



「この先、先輩に会えるなんて保証がないです。進路も聞きませんでしたし、聞く気もないですし。

いつかは、"こんなことあったなぁ"、っていう思い出になるでしょう。」



ゆっくり、慎重に、言葉を選ぶ。


溢れそうだった涙は、乾いてしまった。



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