俺様富豪と甘く危険な恋
ソフィアはそれでもかまわない。お互いをよく知るためにのんびりバカンスも良いのでは?と言ったのだ。

その返答が蓮の別荘に泊まれるのなら……だった。

大事な親友だと、ソフィアはよく蓮の話をソフィアにしていたのだ。だからもちろんハワイで式を挙げ、1ヶ月ほど別荘に滞在することもジェシカは知っていた。

そんなことで、ソフィアは細工をして上手く蓮の別荘に滞在することになったのだ。


「ジェシカ? そんな考えは良くないわ。カンナに謝りなさい」

「……わかったわ。私が悪かったの」


ジェシカはソフィアから視線を外しうつむくと、しおらしく言った。


「必ずよ? たぶん今は休ませていると思うから後で謝るのよ? 私も一緒に謝るから」


ソフィアはジェシカの頭をそっと撫でた。


「ソフィー……ごめんなさい」


(大勢の人がいるところに滞在したいと言ったけど、泊まってみるといろいろと気を使うこともあったのね……)


ソフィアはもっと気遣ってあげればよかったと、うなだれるジェシカを見て思った。



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