シークレット*ラブ
バックミラーで舞の後ろ姿が見えなくなるまで見送った慶吾は、ようやく車を走らせた。



帰り際の舞の笑顔を思い返して、

ちょっとは元気にしてあげれたんかな?

けど…

話を色々聞いて
そばにいてやりたいって強く感じてしもた。


舞の家庭がうまくいくように
舞が笑顔で子供を育てていけるように


支えてあげれたら?って

1人ぼっちのようなあいつを
笑顔の奥に隠してる寂しさを

ずっと無理ばっかりして頑張ってきたあいつを

心の隙間を埋めてやれたらって


こんな風な考え方って俺の思い上がりなんやろか?


間違った道を歩きだそうとしてるんやろか……


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