シークレット*ラブ

「ママ~パパから電話あってんけど、遅くなるからご飯いらんねんて~」


お風呂から上がると瑠美が報告にきた。


「そうなんや?…わかったぁ…」


晩ごはんがいらないという連絡をこんな時間にしてきても、もう作ってあるに決まってるのに。


途端に不機嫌な気分になってしまう…


それでも、連絡してきただけでもマシだ。


そう思って

優斗の分の肉じゃがと小松菜の煮浸しと煮魚をラップに包んで冷蔵庫にしまった。


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