ますます監禁されますが、お仕事です

ーー

「先輩っ、雨ねえさん!それよか、オレの問題をどうにかして下さいよおおぉ!もしくはオレも、ここで飼って下さいよおぉ!」

駄々っ子な浦戸くんに、彼がエアコンのリモコンを投げつけた。

「新垣さん!?リモコン投げるなんて、流石に」

「ぐうううっ、今度はテレビのリモコンを!」

「良かった、リモコンは無事でしたね!」

なら問題ないね!と、浦戸くんの首根っこを掴み、玄関まで引きずる彼に言っておく。

「愛する人に別れを告げられたのなら、その場で首を吊れ。以上」

「えぇー!」

「これ以上入り浸るなら、明日から笑顔で優しく懇切丁寧に仕事を教えてあげようか」

「帰ります!」

自ら帰る客は、普段からいったい、どんな扱いを受けているのか気になるところだった。


※びーとえるの仲に思われるほど、相性抜群説が。

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