愛のカタチ
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「ごめん。電話、終わった」

「おぉ!旦那オッケーだって?」


「うん」


「なら、今日は時間を気にしなくていいな!」


頬を緩め、にこやかな顔を向ける賢司にホッとした。

さっきから沈んだり、浮かれたり、気持ちが落ち着かない。


私の心の中はどうなってるんだろう。


たくさん話したいことも、聞きたいこともあるのに…… 


何から話したらいいのか、分からない。 


賢司と一緒にいて緊張することなんて、今までなかったのに……。 


どうしちゃったんだろう……私。




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