もう一度、恋をしよう。




でも大和は…どんな可愛い女の子から告白されても断ってる。



大和からは、彼女の話なんかも一切聞いた事がなくて。


私が聞いても詳しく教えてくれないけど…大和はあえて彼女を作ってないんだと思う。




いつも一緒に居るからか、私が大和と付き合ってるって周りから思われてる事を最近風の噂で知った。



大和を好きな女の子からは当然…よく思われているはずもない。


…そういえば、昼休みに呼び出しなんかもされたっけ。



大和に言おうか迷ったけど…余計な心配をかけたくなくて言わなかった。




「美桜、どうしたの?」




「あ、真央…おはよう。」




教室のドアの前で立っている私に話しかけてきたのは、同じクラスの真央(まお)。
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