ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。


次の日、案の定瑠衣は杏里といた。



「……もう少しだし……」



昨日ごちゃごちゃ考えた結果、なにも言わずに5ヶ月を過ごすことにした。


大丈夫。あと5ヶ月だし。



「千鶴ちゃん。おはよう。」


赤く腫れた目をした仁香が、無理に笑顔を作っていた。


やっぱり昨日、泣いたんだ。


そりゃそうだよね。


責任感じるよね、普通に。



「仁香、ごめん。あれだけ喜んでくれたのに、こんな結果……でも、本当に仁香は何にも心配しなくていいから!」



「それは……わかってるの。
ねぇ、どうして隠してたの?」



「な、なにを?」



やばい、ばれてる?


転勤のこと………


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