ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。
大パニック
「千鶴、仁香。」
あたしらの間に杏里が入ってきた。
「杏里……」
「千鶴……あんたも瑠衣のこと好きだったんだ。なに、結局付き合ってんの?」
「………付き合ってない。」
あたしは咄嗟に嘘をついた。
でも、1日だけだし、いいよね?
「はぁ?!ふざけんなよ!」
ガンッ!
杏里が近くにあった机を蹴り飛ばした。
やばい、かなりキレてる。
「なんで両思いなのに付き合ってねーんだよ! こっちはどんだけ好きでも、かなわないのに………」
「ごめん……杏里。」
「ごめんじゃねーよ!
もうあんたなんて知らない。」
顔を真っ赤にした杏里は、そう言い残して教室を出て行った。