ギャル系女子が今日、黒髪おさげでやってきました。

大パニック



「千鶴、仁香。」



あたしらの間に杏里が入ってきた。


「杏里……」



「千鶴……あんたも瑠衣のこと好きだったんだ。なに、結局付き合ってんの?」



「………付き合ってない。」



あたしは咄嗟に嘘をついた。


でも、1日だけだし、いいよね?


「はぁ?!ふざけんなよ!」



ガンッ!



杏里が近くにあった机を蹴り飛ばした。


やばい、かなりキレてる。



「なんで両思いなのに付き合ってねーんだよ! こっちはどんだけ好きでも、かなわないのに………」



「ごめん……杏里。」



「ごめんじゃねーよ!
もうあんたなんて知らない。」


顔を真っ赤にした杏里は、そう言い残して教室を出て行った。






< 72 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop