手を繋いで-Pure love-
約束
「ゆーうきーぃっ!」



 後ろから呼ばれて振り向いた途端。



「うわっ」

「おっはよーぅ!
 今日もいけめんだねー」



 クラスメイトの志帆だった。
 にこにこしながら俺に抱きついてくる。



「ありがとー。
 つか志帆テンション高くない?」

「当たり前じゃんっ!
 だって明日から夏休みだよ?
 いっぱい遊ぼうねー?」

「おう」



 そのまま、志帆に腕を絡められながら教室に向かう。

 友達として好きな奴だから別に嫌な気はしない。
 廊下でいろんな奴に声をかけられつつ教室に入った。
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