暗闇の世界〜孤独の少女〜





「よくわからないけどこんなに頼んでるんだし、笑ってあげれば??」



利根ちゃんが呆れ顔で達也先輩と私を交互に見る。

そんなこと言われたって…



『笑い方わからないもん』



私は滅多に笑わない。

笑うのはほんとにたまにだけ。

さっきのだって久しぶりに笑った。

利根ちゃんといるとすごく落ち着いて、自然と笑える時があるけど、それ以外は本当に笑わないから私は笑い方が分からない。



「笑い方わからないの??!!?俺なんて毎日笑ってるよ?!?!!」



この人は相当能天気なんだろう。



「そりゃああなたは馬鹿なことしか考えてないからよ!!!脚が綺麗な子がいるー!とかちょーかわいいー!とか変なことばっか考えてるからいつも顔がゆるゆるなのよ!!」



なるほど。そういうことだったのか。



「は?!ちげーよ!待って、星名、お前今すごい俺のことを軽蔑した目でみてるけど、そんなこと考えてないからな?!!」



何を必死になっているんだ。この人は。

別に私には関係ないし…それに



『別に軽蔑した目でみてないです』



「え?そうなの?でもめっちゃ冷めた目でみてんじゃん。」



「それはあなたのことが興味ない証拠よ!!ほら、達也くんはみんなのとこいきなさいよー、騒がしいんだから」








< 24 / 49 >

この作品をシェア

pagetop