暗闇の世界〜孤独の少女〜
「よくわからないけどこんなに頼んでるんだし、笑ってあげれば??」
利根ちゃんが呆れ顔で達也先輩と私を交互に見る。
そんなこと言われたって…
『笑い方わからないもん』
私は滅多に笑わない。
笑うのはほんとにたまにだけ。
さっきのだって久しぶりに笑った。
利根ちゃんといるとすごく落ち着いて、自然と笑える時があるけど、それ以外は本当に笑わないから私は笑い方が分からない。
「笑い方わからないの??!!?俺なんて毎日笑ってるよ?!?!!」
この人は相当能天気なんだろう。
「そりゃああなたは馬鹿なことしか考えてないからよ!!!脚が綺麗な子がいるー!とかちょーかわいいー!とか変なことばっか考えてるからいつも顔がゆるゆるなのよ!!」
なるほど。そういうことだったのか。
「は?!ちげーよ!待って、星名、お前今すごい俺のことを軽蔑した目でみてるけど、そんなこと考えてないからな?!!」
何を必死になっているんだ。この人は。
別に私には関係ないし…それに
『別に軽蔑した目でみてないです』
「え?そうなの?でもめっちゃ冷めた目でみてんじゃん。」
「それはあなたのことが興味ない証拠よ!!ほら、達也くんはみんなのとこいきなさいよー、騒がしいんだから」