PM 18:30 僕らの時間
急いで家に帰り、自分の部屋でたくさん泣いた。

喜び、悲しみ、後悔、切なさ、嬉しさ、いろんな感情が混じって、この気持ちがなんなのかすらわからない。
ただひとつわかったことは、まだ田中のことが好きってこと。


もう一度好きだと言ってもいいですか?






―次の日―

教室に入れば、隣の席にはやっぱり君がいた。

私は目を合わせないように自分の席まで行き、カバンを置くとすぐに咲夜の席に行く。

「咲夜、おはよう!」

「おはよ、なんか…あった?」

咲夜は私の顔を見るなりそう言った。

きっと昨日泣いたからまだ少し目が腫れていたのだろう。咲夜には自分の気持ちを打ち明けることにした。
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