君だから〜たった一人の君〜

「はぁ…」


ガッチリと握手する2人を見て、ため息を吐く。


2人にこんな共通点があったとは…。







「遅くまでごめんな」


「や、えぇよ。剣人さんに会えたし」


オトンかい…ッ!


「じゃ、また明日な」


「うん」


ぽん、と亮の手が亜倖の頭を撫でる。


その手付きは優しい。


「…亮?」


「…おやすみ」


「ッ…ぉ、やすみ…」


それは、穏やかな微笑み。


心臓がどくどくと鳴り出す。

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