君だから〜たった一人の君〜

「亜鶴弥…ありがとぉッ♪」


「どーいたしましてッ!報告待っとるからね♪」


「うん!!」


亜鶴弥と笑い合う。


でも…今日片付けるのは、亜鶴弥。


あッ変な意味ちゃうで(笑)


「亜鶴弥?」


「ん?」


放課後の教室は誰もいなくて、絶好のチャンス。


「ウチ…この学校に来れて、めっちゃ良かったよ」


「ッ…何、急に?」


「初めて喋ったん、亜鶴弥やったよね。めっちゃ嬉しかったッ。ホンマ、この学校で、このクラスで…良かったッ」

< 176 / 210 >

この作品をシェア

pagetop