君だから〜たった一人の君〜




「…俺とアンタ、おうたことない?」


「え?おうたことないと思うんやけど…」


1度見たら忘れられない。


そんな容姿の亮。


サラサラな茶髪は長すぎることも短すぎることもない。


瞳もカラーコンタクトを付けているのか、茶色。


そして…整いすぎているというほど整っている顔。


こんな顔、見たら忘れられない…。


「なん?2人して見つめ合って…」


見つめ合う


その言葉に頬に血が集まる。


「な、見つめ合ってない!!」


「会ったことあると思うんやけど…あ、AV?」


「―!?」


え、AV!?!?!?!?


「んなわけないやろ!!!えぇ加減にしろや!!!!」


「あ?わからんからゆーてみただけやんけ」


「ゆってえぇことと悪いことがあるやろが。…さいってい」


なんでAV女優と間違えられないけんの?


「うっさい。…絞めるぞ」


「やってみたら?ただではやられんけど」


挑戦的に片方の口角を上げる。


「やめやめ!!ほら亮もはよ席つきぃ!!」


「あぁ…」


なんやアイツ!!


めっちゃムカつく!!!!


顔と性格ギャップありすぎやん!!

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