君だから〜たった一人の君〜
【それって…本気の恋、なんぢゃ??】
本気の恋…??
そのメールには返信できなくて、ずっと…考えていた。
今までの恋とは違う…この、恋を。
修学旅行1日目は、考え事をしていてよく覚えていない。
ただ、牧場に行ってアイスを食べて…ひたすら亮を見ていた。
ホテルのベットに寝そべって違うことを考えた。
でもやっぱり思い浮かぶのは亮のこと…。
それ以外、思い浮かばない。
「亜倖ーお風呂行こうでー」
「…うん」
「(亜倖が可笑しい…なんかあったんやろか…)」
ボーッとした亜倖を連れて、亜鶴弥はお風呂へと向かった…。