君だから〜たった一人の君〜

修学旅行 お風呂パニック?!

「広ーい!すごいな、亜倖!」


「ん…うん」


「(どうしたんやろ…)」


「お前等も今から入るんー?」


「うん!!あ…大輝、後で話あるんやけど、ちょっとえぇ?」


「えぇよ〜俺もお前に言いたいことあってん」


「え…」


「じゃあ後でな」


にっこり笑う大輝の笑顔に目を奪われながら手を振る亜鶴弥。


黙ってついていくと思っていた亮が亜倖に近付く。


「逆上せんなよ」


「…うん」


「?何かあったか?」


「…ちょっと。気にせんといて?」


力なく笑う。

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