あの日失くした星空に、君を映して。
交通事故。
即死だったらしい。
居眠り運転の車が青信号を横断中のおじいちゃんに突っ込んで、そのまま。
まだ5歳だった私には“死”の意味なんてわからなくて。
ただおじいちゃんにしがみついて、ごめんなさいを繰り返した。
頭を撫でてくれる手はもう動かないし
鏡華、って呼んでもらえることもなくなった。
それから数年して、おじいちゃんが死んだんだってことをようやく理解して。
あの日万華鏡を壊したことを思い出した。
いくらなんでもタイミングが悪すぎる。
私のせいだって思った。
そんなことない、ってお母さんには何度も言われたけれど。