あの日失くした星空に、君を映して。
「もしかして、この前逃げたのって…」
ビクッと肩が跳ねる。
こんなの肯定したようなものじゃん。
「ごめん…見るつもりじゃなくて」
むしろ見たくなかったよ、あんな所。
腕を組んだ2人の姿が脳裏に浮かぶ。
どうしよう。
やっぱり訊かなきゃよかった。
後悔しても遅くて、視線をだんだんと俯けていく。
気を抜けば泣いてしまいそうで、唇を噛み締めた。
「美里は俺が転校してきた時に同じクラスになって、今年初めて分かれたんよ」
「うん…」
私が聞きたいことじゃない。
でも、違うことも聞きたくない。
「それで…何度か告白されたんやけど」
「っ……うん」
何度かってなに?
一度じゃなかったの?
「てか、この前の朝も久しぶりに呼び出されて、言われた」
とうとう返事もできなくなって、目に溜まった涙を腕で拭う。
その様子に気付いているはずなのに、深影は何も言わない。