あの日失くした星空に、君を映して。


ゴクッと生唾を飲み込んで、口を開く。


「美里さん…って…どんな人?」


いつ聞くべきか、とか。


もう美里さんとか他の人なんて関係なく自分の想いを伝えるべきか、とか。


そんなものすっ飛ばして、今訊きたいこと。


「美里…?なんで?」


なんで知ってるんだって顔をされる。


そりゃそうだよね。


深影から美里さんの話を聞いたわけじゃない。


あれは偶然、本当にたまたまだけれど盗み見したようなものだ。


急に美里さんの名前を出されて驚かないわけがない。


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