あの日失くした星空に、君を映して。
『美里ともう1回話してくる』
それが今なら。
私は深影を引き留めるわけにはいかない。
けれど、たった一言、名前だけでいいから
私のことを呼んでほしかった。
校舎の裏の方に消えていく2人の姿に、言いようのない不安と焦りが生まれる。
信じてないわけじゃない。
でも………
グッと手を握り締めて、コクッと音を立てて唾を飲み込む。
追いかけよう。
何もなかったらそれでいいんだから。