あの日失くした星空に、君を映して。
入り組んだ道を迷いなく進む3人について行く。
多分1人だったら絶対に迷子になるんだろうな。
「そこのキャメルって書いとる美容室あるやろ?」
「あれ?」
深影が指さす先には一階部分だけがモダンな感じにリフォームされた美容室。
外装も、キャメルって名前もオシャレな感じ。
「客なんか年寄りしかおらんのにシャレた名前つけとってさ、みんなキメルって呼びよんのよ」
「あたしらもキメルって呼びよんもんな」
キャメルがキメル…
確かに言い間違えそうな感じだ。
「次あっちなー」
ゆったりとした歩みで町を巡る。
時々開けた路地から海風が吹き抜けて、潮の香りがする。
そんな風に乗って、潮とは違う…いい香りが…
グゥゥゥゥゥ
わっ…お腹鳴っちゃった。
「はははっ鏡華腹減っとんのやろ!」
は、恥ずかしい!
深影も風香も爆笑して、工藤くんもこっそり吹き出してる。
仕方ないじゃん!
お腹空いてるんだもん。