咲かない花
新学期が始まって、2週間経った金曜日。
少し落ち着いた頃だし、お給料も入ったことし、ということで、1年生担当の先生で親睦会しましょうという提案が、どこからともなく持ちあがり、飲みに行くことになった。
「・・・そー。今31週になったばっかり」
「性別分かったんですか?」
「知りたい?知りたーい?」
「いや、別に」
「ていうかー、三宅さん、教えたいんでしょ?」
「あ、ばれたぁ?」
「てことは、女の子だ」
「え!なんで分かったんですか?カズさんっ!」
「顔。すでにデレデレしすぎだ」という於保さんの指摘に、納得しながら頷いた私は、「元々三宅の顔ってデレてんよなー?」という武田さんの意見に、ついクスクス笑ってしまった。
「でも俺、ヤンデレでもツンデレでもないけど」
「どっちもやだぁ」という長尾さんの声は、カワイ子ぶったつもりなんだろうけど・・・少々無理がある気がする。
まぁでも、長尾さんってまだ20代だし・・・ギリギリ29だけど。
少し落ち着いた頃だし、お給料も入ったことし、ということで、1年生担当の先生で親睦会しましょうという提案が、どこからともなく持ちあがり、飲みに行くことになった。
「・・・そー。今31週になったばっかり」
「性別分かったんですか?」
「知りたい?知りたーい?」
「いや、別に」
「ていうかー、三宅さん、教えたいんでしょ?」
「あ、ばれたぁ?」
「てことは、女の子だ」
「え!なんで分かったんですか?カズさんっ!」
「顔。すでにデレデレしすぎだ」という於保さんの指摘に、納得しながら頷いた私は、「元々三宅の顔ってデレてんよなー?」という武田さんの意見に、ついクスクス笑ってしまった。
「でも俺、ヤンデレでもツンデレでもないけど」
「どっちもやだぁ」という長尾さんの声は、カワイ子ぶったつもりなんだろうけど・・・少々無理がある気がする。
まぁでも、長尾さんってまだ20代だし・・・ギリギリ29だけど。