SONG 〜失われた記憶〜
BAZZを結成してからというより、
本気で音楽に取り組むようになってからは昔のように即興でポンポン、
曲を作れるようなことは少なくなったが。
だが、
作詞よりはスラスラ作れる。
「あ、
そうだ。
これ誕生日プレゼント」
と、
どこからともなく出てきたのは、
キラキラと宝石箱のようなオルゴール。
持っているだけで心が躍りそう。
ネジを回して蓋を開けてみる。
懐かしいキラキラ星のメロディーが流れた。
小さい頃、
母がよく子守唄代わりに歌ってくれていた曲だ。
「好きでしょ?
キラキラ星」
「うん。
ハル兄が教えてくれた曲だから」
「……そう、
だったね。
アイツも祝ってくれてるよ、
きっと。
身体は眠っても心までは眠っちゃいないさ」
「うん。
そうだといいな……」
ハル兄こと箕山春人は七歳年上の兄。
もう何年も彼の声、
笑顔を見聞きしていない。
七年間一度も目覚めることなく、
眠り続けている。
ある事故、
事件がきっかけで…。
本気で音楽に取り組むようになってからは昔のように即興でポンポン、
曲を作れるようなことは少なくなったが。
だが、
作詞よりはスラスラ作れる。
「あ、
そうだ。
これ誕生日プレゼント」
と、
どこからともなく出てきたのは、
キラキラと宝石箱のようなオルゴール。
持っているだけで心が躍りそう。
ネジを回して蓋を開けてみる。
懐かしいキラキラ星のメロディーが流れた。
小さい頃、
母がよく子守唄代わりに歌ってくれていた曲だ。
「好きでしょ?
キラキラ星」
「うん。
ハル兄が教えてくれた曲だから」
「……そう、
だったね。
アイツも祝ってくれてるよ、
きっと。
身体は眠っても心までは眠っちゃいないさ」
「うん。
そうだといいな……」
ハル兄こと箕山春人は七歳年上の兄。
もう何年も彼の声、
笑顔を見聞きしていない。
七年間一度も目覚めることなく、
眠り続けている。
ある事故、
事件がきっかけで…。