……っぽい。
 
面白そうだと思って、ついノリで買っちゃったのだけれど、でも、そういうのばっかり履いていると思われたくないじゃないか!

仮にも私を好いてくれている笠松だけには!


……まあ、すっかり酔っぱらっちゃって、お風呂に入るときにウッカリ洗濯カゴに入れちゃった私が一番悪いのだけれども。

まだ夢見心地でベッドでまどろんでいたとき、笠松が律儀にも「先輩、パンツ一緒に洗っていいですか?」と確認を取ってくれたような記憶も、もやっとあるけれども。

それでも誰かに--あの場合は笠松に責任転嫁しなければ、猛烈な恥ずかしさのあまり、どうにかなってしまいそうだったのだ。





「はい、10対0で笠松君の勝ち。海月、あんたの自業自得。ちゃっちゃと謝りな」

「うへぇ〜……」


力説すること、数分。

しほりはあっさりと笠松に軍配を上げ、私はやっぱりそうですよねとテーブルに突っ伏し、足をジタバタさせながら情けない声を出した。


分かっていた。

分かっていたのだ、私のくだらなさすぎるプライドのせいで笠松に散々嫌な思いをさせていたこと、部屋の空気を殺伐とさせていたこと。

笠松には、あの雰囲気を丸無視した告白以外、少しも非がないということは。
 
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