……っぽい。
 
「いでっ!! だって洗濯カゴに入れたの先輩のほうでしょ!? 一緒に洗っていいと思って何がいけないんですか!好きな人のなのにっ!!」

「……、……。……へ?」

「だから、好きだって言ってるんですよ」

「……笠松、いっぺん死んでおいで」

「なんでですか!」


雰囲気もへったくれもなく告白て!

コントじゃないんだから、そういう大事なことは、もっとTPOを考えて言って欲しい!


そういうわけで、その後は険悪そのもの。

“女の子は溺愛されてなんぼでしょう!”と叱られ、笠松がぐでんぐでんに酔っぱらって帰ってきた夜以来、好きになるのが怖いと思いつつも少しずつ気になりだしてきていたのに、そんな矢先になんて告白をしてきやがったんだと憤怒した私は、その日以来、笠松とは必要最低限のコミュニケーションしか取っていない。

いい加減にしないとますます引っ込みがつかなくなってしまうのは、重々承知である。

好きな人のパンツを自分の服と一緒に洗うことは一つの喜びであり、私とて、その気持ちは分からなくもない……けれど。

よりにもよって、水族館で買ったクラゲのイラストがプリントされたパンツの日に当たってしまうなんて、本当にツイていない。
 
< 109 / 349 >

この作品をシェア

pagetop