知りたくなかった本当の気持ち


もう…こいつはほんと、なんなんだよ。


不真面目なんじゃないの?


出るのはため息だ。



「生徒会に入ってたら、そんなこと言えねぇだろ」



お互い責め合いに入っている。


こんな状況で、ケンカなんてしても無意味なのに。



とりあえず私は若王子から離れたくて、出口を探す。



ここが片付けの要望出されててよかった。


出口探しやすくなっている。




…だけど出口は見つからなかった。



辺りを見回しても薄暗いから、何があるかもよくわからない。



やはり人が来るのを待つしかないと思い、私はその場にへたれ込んだ。




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