知りたくなかった本当の気持ち
教室に入り、席に着く。
そして私は頭を抱えるのだった。
「來奈、大丈夫?」
2時間目が終わった、休み時間。
里桜が私を心配する声をかけた。
「え、大丈夫だよ」
とは言うものの、あんまり大丈夫じゃない。
意外と具合は悪くなっていく。
「顔色悪いけど…
風邪でも引いたの?」
その彼女の言葉で、金曜日の父さんを思い出してしまった。
私の様子を気にしないで叱る、あの姿を。
だけどそれを里桜に言えなかった。