知りたくなかった本当の気持ち
私も私で彼女がやめてと言っていることを、やめようとしない所にも非があるのだ。
「でもね…。
ミスか。
それなら仕方ないね」
戸成先輩はため息をつきながら、諦めてくれた。
周りはもう問い詰めないのか、という風で会長を見ている。
私が来るまで、ずっとこの事について話し合っていたんだろう。
だからこそすんなり諦める会長に皆が驚いた。
だけど副会長は違った。
会長の気持ちを酌んでいるはず。
皆とは違う目で彼を見ているのだ。