知りたくなかった本当の気持ち
「皆が來奈ちゃんには、オレンジジュースをって。
残してくれたんだよ」
私のイメージは、オレンジジュースか。
間違っていないんだけどね。
「ありがとうございます」
さっきよりも更に笑顔になる。
「では、私はこれで失礼します。
本当に私に気遣いありがとうございました。
その言葉だけで私は救われました」
生徒会室から出ると、私は走って教室に向かった。
何余計なこと言ってるんだろう。
最後にあんなこと言ったら、今まで下手にごまかしてきたことが無駄になるじゃん。
私ってこういうウソはダメなんだよな。
先輩から受け取った缶ジュースを見る。
きっとまた先輩が全員分おごったんだろうな。