知りたくなかった本当の気持ち

正直家族みんなでご飯を食べる気はない。


だけど他の人は…。

ちゃんと部屋に籠らずにみんなと顔を会わせている。



私だけわがまま言い続けるわけにもいかないよね。



「リビングで食べます。

だけど食事の量をいつもより減らしてください。


まだ食欲がまだ戻ってないようだから」



「かしこまりました」



澄ました顔で返事をした家政婦は、私の元を立ち去った。



一瞬だけ嫌な顔をしてから、返事をしていたな。



きっと私の食欲が戻らない理由を、変な意味で捉えているんだろう。



ここにも…私の味方は少ないんだ。




既に家族みんなが揃っているリビングに行く。



私は料理が並んでいる席に静かに座った。




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