私の居場所
「このスープ皿可愛いですよね。」

私が指差した食器に少し抵抗気味の福山さん。

値段もお手頃で、趣味の良いデザインの食器が並んでいる。

「園、これはお前の家に置くんじゃないぞ。男の家にこの食器のデザインはおかしい。」

ついつい自分の好みだけを優先させてしまった。

でもそのスープ皿を持って歩く福山さんを想像してしまった。

しかもなぜかピンクのエプロン姿の福山さん。

「やっぱり駄目ですね。」

私は笑いが止まらなくなってしまった。

「園?」

「ごめんなさい。変な想像しちゃって。」

それでも笑いは止まらない。

福山さんから視線を外し、笑いをこらえようとする。

「おい。」

急に福山さんが私とつないでいる手を引っ張った。

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