私の居場所
若い子みたいにまとわりついては泣けない。

ましてそれっきりの別れというわけでもない。

でもこれ以上颯太の顔を見ていると、つい言ってしまいそうになる。

「離れたくない。」

その一言を。

颯太の存在の大きさを、今更ながら感じてしまった私。

「長い1か月になりそうだな。」

私はポツリとつぶやいた。















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