私の居場所
確かに私の味付けは薄味。

もしかしてそれに颯太は慣れちゃったのかな。

「俺は園に胃袋を掴まれちゃったのかもしれない。」

何気にそんな事を言いながら颯太はわしゃわしゃと食べている。

「やっぱり園の夕飯が一番だ。」

そう言われると、本当に嬉しい。

正直そんな颯太を見ているだけで、私はお腹いっぱいになりそうだ。

「いつあっちに戻るの?」

私は聞いた。

さっきから気になっていたけど、やっと颯太の話が一段落したみたいだったから。

「月曜日の朝に間に合えばいい。明日の夕飯を食べてから帰る。」

「それでは遅すぎない?週の初めから寝不足で参っちゃうよ。」

心配する私に颯太はクスリと笑う。

「園の夕飯をもう一回食べて行きたい。だから少々体がしんどくても頑張れる。」

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