私の居場所
ダメだ。

嬉し過ぎる。

私は逃げるように席を立つ。

「片づけは私がするよ。」

「じゃあ、よろしく。コーヒー入れるから。」

私は洗い物をした。

たくさん作ったつもりだったのに、お鍋類は空っぽ。

本当に和食に飢えていたみたい。

「終わったら、ここへ座れよ。」

おそろいの星座のマグカップがテーブルに置いてある。

私は颯太の横に座ると、コーヒーを一口飲んだ。

そして顔を上げると、目の前に颯太の顔。

「近いな。」

私は照れ隠しに笑った。

颯太は私の手からマグカップを取ると、再びテーブルに置いた。

そして颯太は首を傾げて、私の顔を覗きこんで言った。
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