私の居場所
甘くて甘くてくすぐったいキス。
なかなか颯太は離そうとしない。
何度も私を確かめるように、向きを変えながら…。
でも離れならないのは私も一緒。
「園。」
唇を離すと、颯太は私を肩に担ぎ上げる。
「こういう時は優しくお姫様抱っこでしょ!」
私はまるで工場の材料の袋のような扱いだ。
「大丈夫。大事な園は落とさないから。でも騒ぐなよ。」
私はそれまで逆さに見える颯太の背中をたたいていたが、その言葉にピタリと動きを止めた。
「聞き分けが良いね、園。」
もちろん行先はベット。
「ねえ、私工場帰りなんだよ。」
「俺もそうだけど、何?」
普通はシャワーでしょ。