私の居場所
私達は少し心配しながら、私の家に向かった。

今更なんだけど、親に顔を合わせにくい。

颯太がどこまでお母さんと話しているのか分からないからなおさらだ。

「お帰り。」

ちょっと機嫌の悪そうな、お母さんの顔。

「俺の勝手で、園美さんを引き留めてしまいました。本当にすいませんでした。」

颯太は深く頭を下げた。

その姿に笑い出すお母さん。

「何を勘違いしているのか分からないけど、お父さんも待っているから早く中に入りなさい。」

日曜日だもの。

やっぱりお父さんも居るよね。

「おお、いらっしゃい。福山君は今日帰るのか?」

砕けた調子のお父さん。

「はい。」

そんな調子で、話をし始める二人。

< 165 / 227 >

この作品をシェア

pagetop