私の居場所
則人さん達は今の作業をしながら、分かったと手を振って合図を送って来た。

私は社長に頷くと、事務所へ向かった。

そして大急ぎで電話をすると、納品日変更の書類を作り出した。

さすがに今日の3時休憩は無しだ。

そう思いながら、少し工場の様子を伺う。

間に合うだろうか。

他の仕事をしながらでも気になって仕方がない。

こんな急ぎの納品の時にいつも私は何も出来ない。

すると、入口ががらりと開いた。

「おう、園。ただいま。」

呑気に入って来たのは颯太。

「あっ、颯太。早く工場に行って。4時にここを出なければいけない納品があるの。今ギリギリのところでみんな頑張ってるの。」

私は慌てて颯太の腕を引っ張り工場へ連れていく。

「社長!颯太が帰ってきました。」

私は工場のうるさい中、叫んだ。

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