私の居場所
えっ…?

「みんなにばれちゃったんだよ?」

「うん、それがどうした?」

その瞬間、もう一度キスされた。

「俺は初めから隠すつもりはなかったから。」

「でも私の呼び方は変えていたじゃない。」

私は頬を膨らませて言う。

「それは園の気持ちがまだ分からなかったからさ。園だってみんなの前でいきなりそう呼ばれたら困るだろう?そうしたら園は絶対俺から逃げていただろう。」

当たり…。

なんで颯太はこんなに私の事が分かるんだろう。

「もうこんなとこで馬鹿なこと言ってないで、早く帰ろう。」

そうやって私の車の方を指さす。

「はいはい。」

私も誰かにこんな会話聞かれたくないよ。

「おい、夕飯の買い物は必要か?」
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