私の居場所
若い娘さんだもん。

面倒な料理なんてしないかもしれないな。

きっと工場を手伝うのも大変なんだろうし。

そうだ。

ちょうどいい。

気になっている事を聞いてしまおう。

私は冷静に聞いた。

「颯太は向こうで社長の娘さんとの結婚話があったんでしょう?」

いきなりムッとする颯太。

「何が言いたいんだ。」

「工場の跡取りになれて、若いお嫁さんだよ。とっても魅力的な話だと思うんだけど。」

ますます颯太の顔が厳しくなる。

「園は俺をそういう男だと思っていた訳?」

「そういう訳じゃなくて…。」

ちょうど颯太の家の駐車場に着いた。

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